ちょっと一言１４０

　先日研修会で有名な大学教授が言っておられたことの一部でもあります。

　介護保険が導入されて間がないですが、今度は医療にも同じような制度を導入しようとしています。

　もしそうなれば、大変なことになってしまいます。つまりお金を持っている者が優遇され、病院もお金の持っている患者を優遇するのではないか？・・・という懸念です。また、お金がない者は適切な治療すらおぼつかなくなるのではないでしょうか？

　例えば、治療の途中で「保険がきくのはここまでですが、この後の治療はお金次第で決まります」と言った具合です。

　つまりオペの途中まで保険がきき、オペの途中から保険外になるというのです。実際には途中で止めると言うことが出来ないでしょうから、オペの前に本人の承諾が要るでしょう。自己負担額が今までにないほど多額になると言うことです。

　お金がない「支払う能力がない」者にとってはオペすらしてもらえません。死ぬしかないのです。

　弱者切り捨ての医療になってしまうと言うことなのです。

　皆さんも今一度よく考えてみてください。今の政治はこういうことをいとも簡単にやってしまおうという姿勢です。夏に参議院選挙がありますが、こんな政治でよいのでしょうか？