医療費の事例（私の妻の場合）

　先日、私の嫁さんが頭が痛いということで最初内科に通院してＣＴを撮ったりして診察の結果、特に異常なし（至って健康です）の判断で６，７００円の医療費を支払って帰ってきました。

　ところが、それでも座ると頭を上げると後頭部が引っ張られるように痛いというので、２日後もう一度受診しました。今度は脳神経外科に診て貰いました。すると、これは典型的な「低髄液圧症候群」だなという診断で、即日から入院になりました。（３週間から４週間の入院が必要ですと言われました。）

　説明ではどこかに袋状の物が出来ているか、どこからか髄液が漏れいるのか、それとも安静にして点滴を毎日して自然に治癒するのかどれかでしょう・・・と言われました。

　入院中にＭＲＩを４カ所検査することになりました。（退院前にＣＴを撮りました）。その間毎日（１ヶ月と３日）点滴で寝たまま安静でトイレにも行けず、食事も寝たままでした。

　ＭＲＩ検査では異常が見あたらず、原因が不明で徐々に回復し、安静して点滴を毎日続けた結果、退院になりました。その間の医療費が何と約２４万円でした。（会社に働いているので社会保険いわゆる健康保険があります。）なければ約８０万円の医療費でした。

　医療に対する国の保障が何と貧困であるかを思い知らされました。医療費改悪とよく耳にしますが、誠にその通りだと実感した次第です。

　健康であればそれほど気にすることでもないのですが、いざ入院検査或いは手術となればもっともっと医療費がかさんでいたはずです。

　とても安心して生きていられない世の中だと率直に思ったのですが、皆さんはこれを読んでどう思われたでしょうか？
いつ病気になるか解らないし、事故に遭うか解らない世の中で、国民１人１人の生存権が守られるのでしょうかねぇ。

　又、例えばそれで命を無くしたとすれば、生活が成り立っていくのでしょうか？

　皆さんはどう思われるでしょうか？

２００５年３月１２日（土）ゴンゴリオ、gongorio