"府立高つぶし"強行決定 府教委
八尾東・八尾南・守口・守口北を統廃合・・・
教組、同窓会など撤回要求 という見出しで・・・
大阪府教育委員会は１１月３０日、教育委員会会議を大阪府庁で開き、八尾東と八尾南、守口と守口北の各高校を統廃合するなど府立高校の第二次統廃合計画＝府立高校つぶしを強行決定しました。
府立高校つぶしには１０万３千人の反対署名がよせられ、２８日には高校生代表が府教育委員会を訪れ、やめるよう要請していました。
この日の会議には、５人の教育委員のうち４人が出席。「全日制高校進学率を引き上げるべきだ」「何回説明したかではなく、地域の人たちが理解できているのかどうか、を大切にするべきだ」など統廃合について慎重意見もでました。
この日決定したのは、守口高校と守口北高校を統廃合し、守口北高校用地に新たに総合学科の高校を、八尾東高校と八尾南高校を統廃合し、八尾東高校用地に新たに普通科総合選択制の高校を設置する、堺東高校を総合学科に改編する、日根野高校を普通科総合選択制に改編する---などです。
大阪教職員組合、大阪府立高等学校教職員組合八尾南高校同窓会などは府教育委員会に対し同日高校統廃合の強行決定に抗議し撤回を求めました。
府立高校の統廃合計画は、横山ノック前知事が９８年に策定した福祉・教育切り捨ての「財政再建プログラム」がもとになっています。府議会で府教委は、「（２００８年までに廃校するとしている）２０校のうち少なくとも１４校を売却して５６０億円、経常経費の削減は２０校で３０億円」という試算を明らかにしています。
〜２０００年１２月１日（金）付 しんぶん赤旗より〜抜粋
以上が新聞の記事に載っていました。私個人の意見としては、バックナンバーにも書きましたが、現在ある高校は潰すべきではないと思っています。今より尚良くしていく教育方法を考えるべきです。大阪府は府民の税金の使い方を誤っているような気がします。実際そのように使って欲しくありません。
また、強行採決というやり方もどうかと思っています。少なくとも反対署名が１０万人を越えているのですから、もっと真剣に討議するべきです。シナリオ通りに事を運ぶのは良くありません。
１度決めたことは、どんなことがあっても滅多に覆すことの無いのがお役所仕事ですが、これからの社会、もっともっと柔軟な姿勢と仕事をするように切り替えるべきだと常々思っています。
少子化でありながら、児童養護施設への入所が増加しています。しかも虐待が増えています。子どもの福祉と教育を甘く考えてはダメだと思います。今の子どもが１０年後には社会を支える年齢になっているかも知れません。その当時の福祉や教育の後退がその時になって現れてくるかも知れません。そうすれば今よりもっと悲惨な子どもたちが増えてくることでしょう。
皆さんは、どう思われますか？
