　このところ中高年の万引きが極端に増加しているらしい。万引きと言えば、若い中高生の定説だった。そして補導されたら親が引き取りに行く・・・。

　しかし、今は、親的存在の人が万引きをするのです。（捕まったら子どもが迎えに行く）

　４０歳代以上の万引きが７％以上増えている（警察庁の調べ）と言うことです。その背景には、やはりリストラ失業離婚等がからんでいるらしい。（テレビでもある番組で報道していました）

　一種の絶望感から抜け出せずに、再就職もなく、またその意欲も失せてしまう。幸せな結婚生活から一気に奈落の底に突き落とされてしまうのです。

　この事実をしっかり見極めなければならないと思います。社会的背景がからんでいるからです。

　「私は何のために産まれ生きてきたのだろう」という空しさだけが残ります。行き着く所は自殺でしょう。

　立ち上がれるだけの精神力と気力があれば別ですが、そうそう立ち上がれる物ではありません。まして年齢がやり直せるものでは無ければ尚のこと。

　失業者がうなぎのぼりになっています。政府はこのことをどういうふうに捉えているのでしょうか？その子どもたちはいったいどうなっていくのでしょうか？

　更に育ち切れていない親たちの増加にその子どもたち・・・この責任は一体どう政府はとっていくのでしょうか？育ちきれない親にした社会背景があると思います。

　そのくせ政府は、子どもを育てるのは親の義務・・・と最もらしいことを言っています。確かにそれは否定しません。しかし、育てられない現状があるのです。その原因を作り出しているのが政府なのです。その事を国会議員達は知っているのでしょうか？

　リストラで失業・安い賃金で働かされる・昇級もない・ボーナスもカット（あっても雀の涙ほど）・・・等々。

　子どもにかかる費用は上がる。・・・入学金のアップ、授業料のアップ、諸費用がびっくりするぐらい高い、クラブをすればもっと高く付く、・・・・・こんな矛盾を抱えてどうして生きてゆけと言うのでしょうか？

　したいこともせず我慢してただ働くだけ・・・それもリストラで奪われる・・・家庭崩壊・・・・・