先日、ラジオで子どもの犯罪が増えてきているのは一体何が原因か？と言うことで、意見を紹介していました。だいたいの投書では、「親の教育がなっとらん」とか「親の子育ての責任」とか「共働きで親が遊ぶ金が裕福になった」とか「親が遊ぶ金欲しさに共働きして、母親が子どもを野放しにしている」と言うような内容が多かった。
確かに「親が子どもを育てる」というのは義務だしその通りだと思うし、否定はしません。しかし、何故そうなってきたのかと言うことを考えたときに、一概に親の責任ばかり追及しても問題は解決しないと思います。その裏には「社会的背景」と「親がそこまで育っていない」と言うことが考えられるのではないでしょうか？これら二つのことは共通するし、相対的な関係にあると思います。育ちきっていない親が親になり、本来大家族の中で学べるものが、高学歴社会と核家族化により、子育てを知らずに子育てをする。子育てに行き詰まる。といった具合です。
企業儲け主義によるリストラでたちまち家庭崩壊に陥る。という社会的な要因もあります。社会全体の問題で、どうも親の責任で結論を出すのは片手落ちだと思っています。どうでしょうか？
