また児童自立支援施設で事件
２００２年１０月４日午前零時半ごろ、愛知県春日井市神屋町の児童自立支援施設で、同施設職員が談話室の床に倒れているのが見つかり、別の職員が１１９番通報した。
午前１時半ごろ、収容先の病院で死亡が確認された。春日井署は、見つかった際に施設からいなくなっていた１２〜１５歳の少年５人を近くのコンビニで発見。任意同行して調べたところ、「脱走するため、首を絞めて殺害した。現金も数万円奪った」などと供述したため、同署は強盗殺人の疑いで、１４歳の少年２人と１５歳の少年を逮捕した。
調べでは、少年らは４日午前零時ごろ、談話室でけんかするふりをして、仲裁に入った職員の手足を押さえ、首を絞めて殺害した上、現金約５万円の入った財布を奪った疑い。
施設の出入り口は内側から鍵を掛けているが、少年らは職員が持っていた鍵を奪って脱走したという。同施設によると、少年らのうち４人は９月２８日にも施設を脱走、２日後に連れ戻された。
以上新聞記事より抜粋しました
先日、大阪府の児童自立支援施設での脱走事件がありました（新聞ニュースで掲載済み）が、今回の事件は子どもの「強盗殺人事件」です。
子どもの犯罪が増えている中で、こういった施設内での事件が増えてきています。
児童養護施設に限らずトラブルなんかも頻繁にありますね。
では何故ここまでになってきているのでしょうか？
そもそも施設は戦後児童福祉法が制定されてほとんどそのままの状態です。子どもの質の変化にはめまぐるしい物があるにもかかわらず、置き去りになっています。
このままでは施設がどうなっていくのか。子どもの安全と生活を保障するためには、最低基準の大幅な（現在に見合った）改善をしなければならないと思います。施設なんか無くても平和に暮らせる世の中であれば、そんな必要も無いのですが、今の世の中は残念ながらそうなっていないのが実情ですかねえ。
この事件について皆さんはどう思われたでしょうか？ 大変悲しい思いをしています。
２００２年１０月５日（土）ゴンゴリオ、gongorio
