ちょっと一言１０１

　犯罪白書
「いきなり少年院」増加
保護処分なく送致４割　　　

　という見出しで・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　毎日新聞夕刊より（２０００年１０月１３日付）

　保護観察などの処分を受けたことがなかった「普通の子」が、初めての審判で少年院送致を言い渡されるーーー。こんなケースが増えていることが、１３日の閣議に報告された２０００年版の犯罪白書で明らかになった。白書によると、少年院収容者のうち「保護処分」を受けた経験がなかった少年の比率が４割を越えている。「キレる」少年の増加の表れだと見る向きもあるが、矯正の現場からは「突然事件を起こすケースは例外的。周囲がシグナルを見落としているのでは」と指摘する声が上がっている。（中略）　保護処分にするべきだと判断した場合には、保護観察・・・児童自立支援施設か児童養護施設への送致、少年院送致・・・のいずれかを選ぶ。少年院送致の場合は段階を踏むケースが多かったという。（中略）　　少年院の教官の１人は「社会の流れを受けて、家裁の処分が厳しくなっているのではないか」と話している。

　以上が記事の内容ですが、考えさせられます。処罰ばかりを厳しくしている風潮があります。これだと行き着くところは、「排除」と言うことになりかねません。

　何故犯罪を犯すのか？をもっと吟味する必要があり、原因を追及して、それに見合う施策を考えるべきです。子どもを育てるのは親ですが、親の責任ばかり追及していてはダメです。現在の社会では、親自身も精一杯生きています。要するに社会全体が住み難い犯罪の起こりやすい状況になってきていると思います。食文化や学校教育それに福祉分野の貧困等々があげられます。

　官僚や国会議員、地方議員それに警察官等々の不祥事も相次いで起こっているのは、まさしくその現れだと思います。

　皆さんはこの記事を読まれて、どう思われましたか？

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