ちょっと一言134

 先日、外国での少年犯罪の対処の仕方について、テレビで報道されていました。内容は犯罪を犯した少年の更生と言うよりも厳罰化です。 

 今までは社会復帰に向けて更生を図る・・・というものでしたが、社会から隔離する・・・というものでした。たとえ犯罪が初犯であっても重い罪であれば、数年から数十年の懲役刑になります。

 日本でも少年法の改正が行われましたが、厳罰化の方向にあります。現状では更生施設や鑑別所等々は満杯状態です。また罪の重い犯罪も多発しています。

 果たして刑を重くして犯罪そのものは無くなるのでしょうか? 犯罪者を一時的に隔離しても後から次々に同じ事が起こってきたのでは意味がありません。

 先日の各地の成人式の様子をテレビや新聞で報道されていましたが、信じられないような行動をとる若者が増えているのです。

 告訴した地方自治体もありました。ジョークで許される範囲を超えているわけです。こういった風潮がなにかしら出てきていると言うことは、子どもたちが育ってきた環境に左右されていると思います。その環境を作ってきたのは社会です。

 もちろん子どもは親が育てるのが基本です。それも家庭が核になっているのが当然です。しかし、それが崩れてきているとしたらどうなるのでしょうか?一概に親の責任でかたづけるのは無理があると思います。

 中には本当に育てられない親もいるだろうし、親権をなげうっている親もいると思います。逆に真剣に育てている親もいれば、子育てを自分ではきちんとしているつもりでも、誤った或いは知らない親もいることでしょう。

 いずれにしても犯罪少年を社会からほとんど終身隔離するという報道だったので、こんな事で本当に良いのだろうか?・・・日本もそうなっていったらどうなるのだろうか?・・・と疑問を抱いた次第です。

 みなさんはどう思われるでしょうか?




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