ちょっと一言２５８

　ＪＲ西日本福知山線における大事故に関する番組を様々なチャンネルで拝聴した感想を一言述べてみたいと思います。
電車という乗り物を私は一番安全な乗り物だと確信していました。脱線しても命は助かる・・・飛行機なら墜落したらほぼ命は無いでしょうし、船なら沈没したらそれで終わりです。でも、電車なら脱線しても地に着いているわけですから命は必ず助かる物だと思っていました。

　しかし、今回のような事故が実際にあったということはそれらの認識を大幅に狂わされました。脱線という範囲を超えていますよね。まるで特攻隊のような感じです。ダイヤの時間を守るためには手段を選ばないと言いましょうか、とにかく設定されたダイヤをキッチリ守り抜かなければならない企業体質。安全を置き去りにした営利主義。働く職員のロボット化。国鉄時代からの組合員に対する排除への圧力。職員の意見を聞き入れない幹部職員。人命を乗せているという意識の希薄化。設備投資の削減等々・・・想像させますね。

　電車は赤ちゃんから老人まで利用する無くてはならない存在ですよね。民営化して益々競争原理と儲け主義が働いて命を軽視してきている現実があるように思います。煮詰まってきたニュースを見るたびに憤りが込み上げてきて涙が自ずと出てきます。

　しかもＪＲ西日本の反省が見られません。嘘の報告をしたり、不確実なことも公表したりしているのもニュースで報道していました。幹部職員からは、「あの運転士、えらい事故を起こしやがって」という声しか聞こえてこないような気がします。

　この事故後もミスが相次いで報告されています。これが今までにもかなりあったように思いますね。今回の事故があったからこそ色々なミスが出てきているわけですからね。

　保障問題があるでしょうが、亡くなられた方々は生き返ることが出来ませんし、復帰できないほど重傷を負われた方や怪我を負われた方々もそうですが、精神的にもかなりショックがあるように思います。取り返しのつかない事故であることは確かですよね。

　この事をもっとＪＲ西日本のお偉方には解って欲しいと思います。労働組合の意見をもっと積極的に聞き、参考にして、改善をしていくべきだと個人的に思います。

　私は時々ＪＲ を利用するのですが、他の私鉄に比べてＪＲ　は乗り心地が大変悪いです。直線を走っていても前後左右に揺れがひどくて気持ち悪くなる時があります。線路の保守点検もしっかりやって欲しいと常々思っていました。　

　皆さんはどう思われたでしょうか？

２００５年５月２１日（土）ゴンゴリオ、gongorio

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