ちょっと一言266

 建築物に対する不安がつのるばかりですが、建築士1人では不正は出来ないはずですよね? 民間の検査機関も見抜けなかった・・・という話しもおかしいと思います。また耐震性が不足しているのを知ってて販売するというのも解せません。

 第一の問題は、公の仕事を民間に何でも任せると言った国の姿勢にあると思います。民間に任せれば税金が入ってくるので、国としては税金の収入が見込めますよね? 第二に建てる側にとってはなるべくコストを安くして、売る側にとっては、なるべく安く売る設定をして客を引きつけますよね?

 そうすると次第にエスカレートしてきて、もっともっと安く・・・という風になってきます。競争原理・民間活用というのは解らないことも無いのですが、結局は利用する者が損害を受けます。建物自体が住めない物なのですから、どうしようもないと思います。補強工事をして済む物ならまだしも。

 今回の建築士や建築会社、ヒューザー、イーホームズ等々の問題が取り沙汰されていますが、他にもたくさんあるような気がします。地震王国と言われている日本です。大きな地震が来ると予想されているにもかかわらず耐震性不足の建物を意図的に建築して金儲けをするというのは、殺人行為だと思いますね。

 国会の証人喚問を聴いていてもあきれるばかりでした。

 皆さんはどう思われましたでしょうか?

2005年12月23日(金)ゴンゴリオ、gongorio





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