ちょっと一言８６

　２０００年９月１３日（水）現在の話です。

　今、社会情勢は大変不況です。その反面、福祉施設は盛況になります。つまり逆に言えば、景気が良く国民１人１人が十分暮らせる水準にあれば、福祉施設はいらないのです。

　現在は、不況にも関わらず、福祉施策も予算カットカットカットしてきています。これは、国が国民に我慢しろ・・・と言っているのと同じです。

　このまま福祉施策が後退し、不況が続き、家庭崩壊を招き、少年犯罪が増え、職を失い、等々していけば、もう戦争に行き着くのではないでしょうか？（極端ですが）

　そうなれば、国の破滅どころか人類の破滅です。

　かつて、広島県や長崎県に原子爆弾が落とされました。午前８：１５丁度朝ご飯を食べている最中の時だそうです。他の地方はさんざんな空爆があったにもかかわらず、広島はそれまで空爆は無かったそうです。つまり、原爆のターゲットにされていて、実験も兼ねていたと言います。

　日本人も真珠湾奇襲攻撃をしましたが、原爆の比じゃないでしょう。

　こういった悲惨な状況を生むのが戦争なのです。映画等で見ると格好良く見えますが、実は「死」あるのみです。

　戦争して儲けるのは、軍需製品を作っている工場です。いわゆる大企業です。つまり国の収入にもなります。

　福祉が後退すると言うことは、いわゆるこういうことなのです。

　もう一つ言わせて貰うと、東京都で行われた自衛隊演習の件ですが、意図が分かりません。戦争でもおっぱじめるつもりなのでしょうか？お金（税金）がかなりかかっているものと予想されます。そんなお金があるならば、福祉予算を削らずに、困っている国民を助けるために使った方が良いのではないでしょうか？

　だいたい軍隊や自衛隊があること自体おかしいと思います。世界平和を謳うのならば、そんな物は必要がないのです。平和じゃないから・・・危機感があるからそんな物を置くわけです。平和な世の中であれば、軍隊や自衛隊は必要ないですよね。

　戦闘機一機で１つの施設運営費２５年分ぐらいに相当します。