　旅客機コンコルドが悲惨な墜落事故を起こしました。

　驚きとやっぱりな・・・という気持ちが交錯しました。というのは、音速の２倍の早さで飛ぶのですから、当時から言われているように、騒音たるもの（滑走するのにさえ時速３００キロを超えます）がすごいものがあると想像されるし、燃料もそれ相当食うのではないかという意味からです。

　生産にしてもわずかしか作られず、すぐに生産中止になったぐらいです。ですから今飛んでいるのは、かなり前に作られた機体です。

　以前にも墜落こそしなかったもののトラブルがありました。（公表しなかったようですが）全く持って起こるべくして起こった物であると思います。

　今回もエンジンにトラブルがあり、応急措置しかせずに飛ばしました。離陸直後にエンジンから火を噴いていたのですから、弁解の余地は無いと思います。

　保障は大事ですが、もっと大事なことは「人命」を乗せていると言うことです。多大なお金をかけて開発したのは分かります。企業の儲け優先もあるでしょう。しかし、もっと大事な原点から見直すべきです。

　つい先日の三菱自動車のリコール隠しにも言えると思いますが、人の命を乗せているのです。その辺をもっと真剣に考えて貰いたいものです。

　もし、幼い子どもを親戚に預けるなどして或いは中学生が一人で留守番していて、親だけが旅行のために乗っていて、この事故に遭い死んでしまったとしたら、残された子どもはたちまち孤児になってしまいます。