三菱自動車欠陥車両（どの新聞でも一緒ですが、とりあえず２０００年８月３１日付 しんぶん赤旗より）
リコール、改善対策など届け出内容（三菱自動車工業が運輸省に届け出たリコール、改善対策、サービスキャンペーン。
（７月２６日届け出分）
| 車種 | 欠陥内容（最悪の場合） | 製造期間 |
| ランサー ミラージュ |
エンジン内の滑車のボルトが脱落または折損し、エンジン停止 | ９５．９〜９９．２ |
| ギャラン エテルナ エメロード |
前輪用ロアアームの継ぎ手が抜け落ちる | ９２．３〜９５．４ |
| ギャラン レグナム アスパイア ディアマンテ |
燃料タンクのキャップに亀裂が生じ、燃料漏れ | ９４．１２〜９９．１ |
| パジェロイオ | 燃料噴射装置の配線が折損し、エンスト再始動不能 | ９８．５〜００．３ |
| デリカ パジェロ チァレンジャー |
エンジン内の滑車のボルトが脱落または折損しエンジン停止 | ９０．１２〜９９．４ |
| パジェロ | ブレーキホース亀裂で油漏れ、制動力低下 | ９４．２ |
| RVRスポーツギア シャリオグランディス |
アンダーカバーと排気管との隙間不足による焼損、発火のおそれ | ９７．１０〜９８．２ |
| パジェロイオ | エンジン回転が制限されて減速、アイドル不調 エンジンの制御コンピューターの不適切でアイドル不調またはエンスト |
９８．５〜００．３ |
| 大型トラック ふそう |
動力伝達装置のプロペラシャフトが脱落、走行不能に | ９６．８〜９９．１０ |
| 大型トラック ふそう |
車両前部の車枠と車体との間の電気配線が断線し、エンジン停止 | ９６．４〜９９．７ |
| 中型トラック ふそうファイター ふそうファイター ミニヨン |
スタータ制御用リレー端子の強度不足により、端子が破損し始動不良 | ９９．２〜００．６ |
| 大型トラック ふそう |
タービンの過給調整量ばらつきにより黒煙が発生 | ００．１〜００．７ |
| 中型トラック バス ふそうファイター ふそうエアロミディ ふそうエアロバス |
タービンの部分の形状が不適切で異音、出力不足、白煙発生 | ９９．３〜００．７ |
| 大型トラック ふそう |
シートベルトの不具合 | ００．１〜００．５ |
（８月２２日届け出分）
| 車種 | 欠陥内容 | 製造期間 |
| ミニキャブ | 燃料装置に不適切があり、燃料漏れ | ９０．１２〜９９．１０ |
| ランサー | コンピュータープログラムの不適切で、後輪差動装置が破損 | ９６．１２〜９８．７ |
| ギャラン エテルナ エメロード |
燃料タンク部品の溶接不良で燃料漏れ | ９４．３〜９５．８ |
| デリカ | 動力伝達装置の振動低減部品が強度不足で部品脱落 | ９４．４〜９８．１１ |
| ディアマンテ | エンジンの制御コンピューターにおいて、空気量制御のプログラムが 不適切でエンジン停止 |
９９．９〜００．５ |
| ミニキャブ | 寒冷地での車内洗車などで、部品内に侵入した水が凍結した場合、 ハンドル操作が重くなる |
９８．１２〜００．７ |
| 大型トラック ふそう |
エンジン部品に不適切があり、エンジンブレーキ作動時に黒煙発生 | ００．１〜００．８ |
| 大型・中型バス ふそうエアロスター |
ボルトの締め付け不適切で燃料タンクが脱落 | ９５．１１〜９８．１２ |
| 小型バス ふそうローザ |
取り付け不適切でブレーキパイプが損傷、ブレーキ液漏れで制動力 低下 |
９７．１１〜９８．１０ |
| 大型バス ふそうエアロバス ふそうエアロクイーン |
車体の横揺れ減少装置の形状、固定が不適切による摩耗でタイヤ破 裂エアタンクへのエア供給パイプの取り付け金具の溶接が不適切で パイプに亀裂が発生、エア漏れによる制動力低下 |
９７．１２〜９８．９ |
| 小型トラック ふそうキャンター |
制動装置に関わる油圧制御装置が不適切で後輪のブレーキが効か なくなり制動力低下 |
９９．３〜９９．９ |
以上が主な項目ですが、欠陥車両は８１万台にも上ると言います。欠陥内容を見ますと、ブレーキが効かない・操縦不能・発火等々があります。実際にこれが原因で事故が起こった例があるようです。
私たち施設職員は自動車をよく使います。しかも子どもたちを乗せて行事に行ったりします。（幼児も乗りますし、高校生も乗ります。）
このような背信行為を止めて、安全な自動車作りと正直な会社にしてもらいたいものです。（私の嫁さんがミニカに乗っていますが、今回これは対象になっていなかったようです。）
