ちょっと一言 2

 児童養護施設 恩寵園(おんちょうえん)のような、園長自らそしてその息子の指導員による園児虐待の報道がテレビや新聞で行われて久しくなりますが、これによって全ての児童養護施設がそうであると考えてもらっては困ります。報道のやり方によっては、そういう印象がどうしても否めないからです。

 この問題については非常な驚きと怒りを覚えました。こんな事があって良いのだろうか? とてもやりきれない思いで一杯です。  

 施設の予算が削られる一方だし、とても親切なよりよい処遇が出来るとは決して思っていません。しかし、その中でも出来るだけの努力をしているのです。家庭内の虐待がメインで入所してきたり、親と一緒に暮らせなくなり入所してくる子どもたちに、施設内でも虐待をするというのは、とても考えられない事です。

 行政の貧しさもあります。型にはまったペーパー上の仕事や、システムの問題等色々ありますが、とにかく俊敏に対応することが大切だと考えます。

 入所している子どもの人権や生きる権利を守って、生活の助長を促すことが大切なのです。難しい子どもたちが増えている現在、自律神経失調症に陥る方も少なからずいるのではないでしょうか?。

施設内の暴力・虐待は、とんでもないことですが、行政の怠慢もとんでもありません。 一番被害を被るのは、子どもたちです。

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