ちょっと一言９５

　少年法改正について・・・政府は少年の処罰年齢を引き下げようとしています。確かに少年の犯罪（しかも残虐な極悪な）が増えてきています。

　これに関しては、賛否両論があると思います。私はどちらとも言えないのが残念ですが、強いて言うのなら賛成ではありません。というのは、少年の犯罪は大人の責任なのです。親の責任もありますが、親にしても子供の頃がありました。

　今の親は子供の頃ぐらいから社会の変動期の中で育ってきています。つまり、今の親は社会（国政）によって育てられてきたと思うのです。

　国の施策として、福祉予算を削ることばかりを考えているので、幼児期からの教育や保育というものを軽視しています。ですから、地方自治体や市町村まで、その流れが出来てきているのです。

　少年法の改正よりももっとすることがあるはずです。すなわち少年の犯罪をくい止めるにはどうすればよいかを議論すればよいのです。

　例えば、原点に立ち戻り、幼児期或いは乳児期の保育を良い方に見直し、ベビーホテル等の無認可を無くし、全て認可していく予算を付けたり、幼稚園や保育園は公費負担で８割をまかなうように予算化したり、福祉施設等の充実、学校のクラスの人数の縮小と統廃合せずに、今ある学校を有効に使用し、先生の充実を図る・・・

　手っ取り早く法の改正だけで済ませようとするのはいかがなものか？皆さんはどう思われますか？